・漏電ブレーカ(ELB)特性試験 ELBが正常であり、万一、漏電時が発生した時も自動的に開放され 安全が保たれることを確認します。 低圧受電では、感度電流15mA〜30mA、動作時間30msec〜40msec です。 安全に動作するかを自動特性試験機で、正確に調査します。 |
|
・漏電電流測定 運用状態での漏電電流をmAまで測定可能のリーククランプメータで 測定します。分岐回路ごとに1mA以下が基準です。 10mA以上あればELB動作、不意の停電の恐れが大きくなります。 各種の大きさのクランプメータにより各部の測定を行い、漏電部の 推定を行います。 |
|
・絶縁測定 停電して、漏電の原因となる配線等の絶縁劣化を、絶縁抵抗計(メ ガ)を使用して測定します。 100V部は0.1MΩ以上、200V部は0.2MΩ以上あることが基準です。 接続されている電気設備に異常を生じないように、測定電圧選定、 測定方法に十分の注意を行います。 |
・検電器による筐体接地状態調査 | ||
設備の金属製筐体の電位を、感度を高めた検電器で調査します。 冷蔵庫、洗濯機、空調機等が対象です。 接地(アース)不良の場合は検電器が動作します。 触れてもビリッとしないよう、接地工事の御推奨を行います。 |
||
・目視点検 見慣れると気付きにくい、漏電原因となる劣化が配線などに生じていることがあります。 プロの目で各部点検を行い、危険個所改修の御推奨を行います。 |
||
ケーブル劣化 |
コンセント雨濡 |
コンセント劣化 |
改修工事 | |
ご推奨した改善推奨事項の工事お見積を提出します。 ご了解をいただいた後、工事を実施します。 (緊急を要する場合は、調査日に実施をお願いすることがあります) |
|
施工例 | |
受電ELB不安定及び内部劣化のため分電盤等更新例 |
|
工事中 |
分電盤及び配線更新後 |
電気設備を良好に維持することで、漏電の危険を予防することができます | |
*調査に使用する主な測定器のご紹介* 漏電調査は熟練した作業員が各種の測定器を使用して行います |
|
ELB特性試験機 感度電流及び動作時間を測定します 大型リーククランプ 幹線の漏電電流を測定します 絶縁抵抗測定器(マルチ電圧) 最適な電圧で測定します デジタルテスタ―(電流検出付) 分岐回路の負荷電流を測定します 小型リーククランプ 分岐回路の漏電電流を測定します |
|
他にも状況により、データロガ等の各種機器を使用します |